
「買取価格は仲介査定より安い」。不動産売却を検討されている方なら、一度は聞いたことがあるでしょう。しかし、実際どのように買取価格は算出されているのでしょうか。
この記事では、不動産の買取基準価(買取価格)の仕組み、なぜ当相談所が「買取基準価」と表現するのかについてご紹介します。
不動産の買取基準価(買取価格)とは
買取基準価とは、他の呼び方としては「買取査定価格」「買取価格」と言われるもので、「確実にいま売却できる」価格のことを表しています。「買取業者はいくらでその不動産を買うのか」というと、分かりやすいかもしれません。
当相談所が「買取基準価」と表現する理由
一般的には「買取査定価格」といった言葉が用いられていますが、当相談所ではあえて「買取基準価」と表現しています。
これはインターネットで「不動産 査定」といったキーワードで検索すると、一括査定サイトをはじめ、仲介売却に関するコンテンツが多数表示されるためです。このように「査定価格」という言葉を用いると「買取」と「仲介」という、全く考え方の異なった売却方法が混同される可能性が高くなります。
したがって、当相談所では「買取基準価」という言葉を使っているのです。
買取基準額の算出方法
取引ごとに個別の事情があるので、全ての買取基準価が必ず安いというわけではありません。
ちなみに当相談所を運営するエムズワールド株式会社では、次のように行っています。
①「事例比較法」等を用いて、適正な買取価格を算出
関連リンク:事例比較法 原価法 収益還元法
②個別の事情に基づく価格の増減
解体をする、擁壁を組む、リフォームをするなど、買取後販売するまでに費用がかかることがあります。こういった費用も買取基準価には反映されます。
③買取基準価の決定
弊社から買取基準価(価格)の提示を行い、売主にご判断をいただきます。
マンションや戸建であれば、弊社はリノベーションを行うため、一般の買取業者より高く買取できることもあります。
買取は価格以外のメリットが多々ありますので、売却理由やご自身の状況を踏まえて総合的に判断すべきでしょう。